トキドキ☆ブログ

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★冤罪で殺されたら異世界に飛ばされました!★(3話)

「な…なんという威力…」
【スケルトン・ジェネラル】に、かなりのダメージを与える事が出来たが…
盾で致命傷を防ぎ、耐えられてしまった。

「なんと恐ろしい…こんな幼気(いたいけ)な少女が、この私を追い詰めるとは…」
「私はスケルトン・ジェネラルの【カーネリー】と申す。人に名乗ったのは初めてである」
「敬意を表して、私の奥義で仕留めるとしよう」

と、【カーネリー】が最後の技を繰り出そうとした時に、レニータの方からも声がする。
「上級魔法・《ファイアーストーム》と《エクストラヒーリング》を取得した事により…
あなたは≪賢者≫の≪称号≫を手に入れました」

「≪賢者≫って…」

「あなたは≪賢者≫であると自覚しました」
「それにより、あなたの≪称号≫は、他人にも≪賢者≫と認識されます」
「またステータスに、≪称号≫による補正がかかります」
あの時と同じ文面が流れた。

★☆ メインステータス ☆★[※()内は前回からの増量値]
≪賢者≫
【レニータ・クラーク】(10歳)[職業=なし]
LV=4(+1)
EXP=62700
HP=295(+190)
MP=680(+145)
SP=520(+87)

●サブステータス
筋力(物理攻撃力)  =140(+88)
丈夫さ(物理防御力) =170(+108)

知力(魔法攻撃力)  =480(+110)
精神力(魔法防御力) =450(+108)

持久力(HPに影響) =180(+80)
魔力(MPに影響)  =530(+113)

素早さ(速さ回避力) =150(+85)
器用さ(クリティカル)=300(+80)
集中力(スキルに影響)=440(+75)
運(ステータス上昇率)=450(+60)

●所持スキル
火属性魔法LV=8(+2)
水属性魔法LV=4
風属性魔法LV=4
土属性魔法LV=5

光属性魔法LV=9(+2)
闇属性魔法LV=4

杖術LV=5(+2)
剣術LV=5(+2)
槍術LV=5(+2)

鑑定LV=3
精神異常耐性LV=7(+1)
毒耐性LV=3

●特技
火)《ファイアーバレット》(炎の弾)
  《ファイアーキャノン》(炎の砲弾)
  《ファイアーストーム》(炎の竜巻)(New)
水)《アイスランス》(氷の槍)
風)《ウインドカッター》(風の刃)
土)《ストーンウォール》(石の壁)

光)《ライト》(光の玉)
  《マインドヒーリング》⇒《エクストラヒーリング》に統合
  《ハイヒーリング》⇒《エクストラヒーリング》に進化(精神異常回復・全部位治癒)(New)
  《ポイズンヒール》(解毒)
闇)《アシッドレイン》(毒の雨)

●特殊固有スキル
《無詠唱魔法》
《詠唱省略》
《解析》

≪賢者≫のステータス補正は凄まじかった。
それもそのはず、この世界に賢者の≪称号≫を持つ者は、片手程度しかいないと言われている。
レニータも魔力を一点に集中し始めたが、しかし…

「奥技・《朧三日月(おぼろみかづき)》」
一瞬早かったのは【カーネリー】だった。
【カーネリー】は、防御姿勢のような状態のまま、盾を突き出し衝撃波を放つ。

後方に飛んで盾を交わしたと思ったが、その衝撃波をまともに食らってしまった。
その衝撃波には麻痺の効果が付与されている。
「体が動かない…」

三日月のようにスッと回り込んだ【カーネリー】が《朧月影》を斜め後方2箇所から放つ。
傾いた十字が2つ重なり、八方の刃が体を切り刻む。
しかも今回は、離れた所からの衝撃波による斬撃である。

「う…」
あまりの速さに、今のレニータでは反応する事すら出来なかった。

全身を切り刻まれ、血を噴き出しながら倒れるレニータ。
それを見てゆっくりと歩み寄って来る【カーネリー】の姿を最後に、レニータは意識を失っていった。

「私に《朧三日月》まで使わせるとは…幼き娘ながらあっぱれである」
意識を失い、今にも息絶えそうなレニータに、トドメを刺そうと【カーネリー】は剣を心臓の上に当てる。

その時、広間の一番奥から、何者かの声が響き渡った。
「まて【カーネリー】、殺すには惜しい…助かるかは運次第だが、これを使って入り口まで帰してやれ」

その声の主は、【カーネリー】にポーションを投げ渡すと、スーっと消えていった。
「ま、助かるかは分からんが、アレは面白そうだしな」
意味深な言葉を残して…


数時間後、目が覚めたレニータは祠の入口の、巨大な扉の前に横たわっていた。
辛うじて生きているようである。

≪賢者≫となったレニータの総合的な生命力が、命を繋いだようである。
運のステータスが高いのも、働いたのかも知れない。

意識を取り戻し、ゆっくりと目を開くレニータ。
「い…生きてる?いたたた…」

傷口は塞がっているとは言え、深刻なダメージを負っている。
起き上がろうとする意識とは裏腹に、体はピクリともしない。

枯渇寸前のMPとSP…
レニータには上級魔法の《エクストラヒーリング》を唱える余力は残って無かった。

「こんな世界に来てしまうなんて…」
2度目の死の淵に立った恐怖が、再び甦った。

「とにかく、休まないと…」
「温かいベッドで体を癒したい!」
そう念じて目を閉じると、フッと体が軽くなった。

「あれ…?ここは…」
再び目を開けると、そこはレニータの部屋のベッドの上だった。

そしていつもの声が聞こえる
「《ワープ》を覚えました」

「あ、魔法は術レベル、杖レベル、知力の総合力で唱える事が出来るようになるんだっけ?」
大幅にレベルアップした事により、イメージする事で新しい魔法を覚えられたのだった。

「とりあえず、少し休んでMPを回復させないと…」
枯渇寸前の魔力を回復させるべく、レニータは深い眠りについた。

翌朝、《エクストラヒーリング》で体力を全回復したレニータ…
「おかげで魔力はまた減っちゃったけど、とりあえず体は元通りね」

「それにしても、酷い世界に来てしまったもんだわ」
「死なないためには、もっともっと強くならないと!」

そうは思ったが、再度あの祠に行く勇気はなかった。
「次行ったら、間違いなく殺されちゃう」
「他に、何か強くなる良い方法はないかしら…」

考える事1時間…
「そうだ!!」
レニータは、ある方法を閃いた。

「《ワープ》が使えるようになったんだから、毎晩少しずつ歩いてイメージ出来る場所を増やせば良いじゃない」
「で…ダンジョンの入り口から中が見えたら、そこにワープすれば、護衛に止められる事もないしね」

「我ながら天才かも!」
レニータは毎晩少しずつ歩いて、遠くの街に《ワープ》出来るようになっていった。

ここはレニータが住む、〔クラーク領〕〔カムク町〕から西に500km程行った所にある…
王国の貿易の拠点、〔リベラ領〕〔アルベルク街〕…〔カムク町〕と比べてもかなりの大都会である。
近くには長い間、攻略されていないダンジョンがあり、更なる活気を生んでいた。

「ハアハア…やっとここまで来れた…」
「これからはここを拠点に、あの有名なダンジョンに挑戦よ!」

「せっかくだから、ちょっと覗いてみるかな?」
レニータは護衛が立っている場所から、少し先のダンジョンの中を記憶すると…
その場所をイメージして《ワープ》で奥に進んで行った。

奥に進むほど、強力な魔物が出現するダンジョン…
殆どのダンジョンは地下10~15階層程度だが、ここのダンジョンの現在の最高到達階層は地下17階…
何階層まであるのかさえ、未だに不明である。

何故分かるのかと言うと、護衛が立っている入り口には魔法の掲示板があり…
そこにはダンジョンを攻略した者がいる場合は、《ダンジョンマスター》の名前と最深階層。
いない場合は、最高到達階層が魔法探知によって、自動で記されるようになっている。

レニータの場合、ここが初のダンジョンであり…
護衛の目を盗んでコッソリ侵入しているので、その掲示板を目にする事はなく…
その事実を知る由もなかった。

しかしダンジョンの中はと言うと、まあ…人の多い事…
3階層まで来たが、殆ど魔物と出会わない。

5階層ごとにボスが住むというが、数匹の魔物を倒しただけでアッサリと到達できた。
普通の魔物ならば、出逢わなければ、先に進む事が出来るが、ボスだけは違う。
必ず討伐しないと、先の階に進む事が出来ないのである。

マントを深く被って正体を隠しながら、順番待ちをしているレニータ。
一人でいるのを心配した前に並んでいる冒険者が、優しく話しかけて来た。
白髪の体格がガッシリした、30代くらいの大きな男である。

「まだかなり小さいが、君は何歳だい?」
「まさかとは思うが、一人で挑戦するんじゃないだろうな?」

「あ、いえ…仲間はちょっと外していて…」
レニータは思わず嘘をついてしまった。

「そりゃあそうか…しかしお嬢さんとはね…」
声で女だとバレたようだ。

「死んだら元も子もない、無理だけはするんじゃないぞ」
「見た所、冒険者になったばかりだろう?いいか、何度も言うが、決して無茶はするんじゃないぞ」

「5階層とは言え、このダンジョンの魔物は他より1.5倍くらい強いんだ」
「普通でも10階層からはBランク以上…」
「15階層からは、Aランク以上の冒険者じゃないと生き残れないと言われている」
「しかもバランスの良い、3人以上のパーティでの話だ」

「いいな!5階層とは言え、決して油断するなよ」
そう言うと、その男たちのパーティはボス部屋へと入っていった。

待つ事10分ちょい…
閉まっていた扉が開いた。
どうやら、前のパーティは無事に進んで行ったらしい。

中には全滅したような形跡はなく、進むと新しくボスがリポップした。
リポップとは、倒しても必ず生き返るようにダンジョンが作った…
言わば、先に進むための試練のようなものである。

中央に佇む巨大な炎のトカゲ…
どうやらココのボスは、この【サラマンダー】のようだ。

レニータを見つけると、【サラマンダー】はギロっと鋭い視線で睨んだ。
どうやら、威嚇の効果があるようだが、レニータの精神異常耐性はLV=7…
殆ど効果がなかった。

「炎と来たら水属性…まあ、当然よね…これでも食らえ~!《アイスランス》」
いくつもの鋭く尖った氷柱が【サラマンダー】を貫く。

「冷やしたらもう一度加熱する!コレ、基本よね!《ファイアーキャノン》」
【サラマンダー】は氷柱に貫かれカチコチに凍結したが…
《ファイアーキャノン》の急な温度変化に耐えられず、粉々になって燃え尽きてしまった。

「なんだ…耐えたら風属性の魔法で切り刻んでやろうと思ったけど、そんな暇もなかったわね」
「楽勝、楽勝」
ほんの数秒で攻略したレニータは、次の階層へ進んで行った。

「しかしまあ、ボスにしては弱すぎでしょ…ボーナスステージとかかな?」
レニータは、『賢者の祠』でハイペースでレベルが上がり、強くなりすぎている事に気付いてなかった。

6、7階層とドンドン先に進むが、全く歯ごたえがない。
1ヶ月もしないうちに、アッサリと10階層ボス部屋に到達してしまった。

流石にここまで来ると、並んでいる冒険者はいない。
「さっきの男が言ってたわね…10階層はB級冒険者で3人以上…大丈夫かな…」
[大賢者の祠]の件もあり、かなり慎重になっているレニータだが…

「まあ無理そうなら《ワープ》使って逃げれば良いっしょ」
大事なところで楽観的なのは相変わらずだった。

そしてレニータは知らなかった。
ここから先のボス部屋は、移動系魔法が制限されている事を…

「今度はどんなボスがいるかな~」
興味本位が強いレニータは、ドキドキしながら進んで行く。

中央には鎧をまとった馬に乗った【ダークナイト】が、ランスと盾を持って待ち構えていた。
「《鑑定》!」

★☆ メインステータス ☆★
ダークナイト
LV=46
HP=510

「所持スキル=《鑑定》がLV=4になりました」

★☆ メインステータス ☆★
ダーク・ナイト【バロリー】
LV=46
HP=510
MP=240

新しく、名前とMPが見れるようになった。
「やはりネームドのようね」
名前持ちの魔物は、ネームドモンスターと言われ、高いステータスを持ち恐れられていた。

「ステータスを見る限り、武術専門って訳ではなさそう」
「魔法も組み合わせてくるとなると、ちょっと厄介だわ」

レニータはある程度の距離を保ちつつ、魔力を集中し始めた。
「先手必勝!《ファイアーバレット》」

「《疾走》」
レニータが魔法を唱えると同時に、【バロリー】もスキルを唱えた。

マシンガンのような炎の弾を、残像を残しながら瞬時に移動して交わす【バロリー】
苦も無くレニータに接近すると、手にしていた長く尖ったランスで攻撃をしてくる。

瞬時に数回の突きを放つが、『賢者の祠』で《朧月影》を見切ったレニータ。
こっちも杖で難なく防ぎきった。

「ほう…こうもアッサリと交わすか…」
「次はどうかな」

【バロリー】は手にしているランスに魔力を込め始めた。
「地獄より来たりし暗黒の雷(いかづち)…全てを闇に包み、炭へと変えよ…」

「槍技、《黒雷閃(こくらいせん)》」
鋭く針の様な…黒い雷をまとった突きが、一瞬で体中を数十か所も貫いた。

「う…毒に暗闇…おまけに呪いまで…」
無数の突きには、毒・目潰し・呪いの効果が付与されている。
呪いには、ステータスを3分の2に下げる効果があるため、凄まじい脱力感も同時に襲ってくる。

「私のこの技を食らって生き延びた者はいない…残念だったな…」
【バロリー】は背を向け、広場中央の元の位置に戻ろうとした。

「《エクストラヒーリング》」
【バロリー】の背後で、神々しく眩(まばゆ)い光が煌いた。

「残念なのは貴方の方…私を誰だと思っているの…」
「私も残念な背格好だけど、これでも一応≪賢者≫なのよ…け・ん・じゃ!!」
「バカにしないでよね!」

「これでも食らえ~《ファイアーストーム》!」
超高温の炎が【バロリー】を激しく包んだ。

「グアアアアーーーーー…」
【バロリー】は一瞬で燃え尽きて灰となり、空中に散っていった。

「ふう…、ま、こんなもんか…」
レニータは大して疲れた様子もなく、いつもの楽天的な口調で言った。

「レニータのレベルが上がりました」
いつもの声が聞こえてくる。

★☆ メインステータス ☆★ [※()内は前回からの増量値]
≪賢者≫
【レニータ・クラーク】(11歳)[職業=なし]
LV=5(+1)
EXP=175,180
HP=350(+55)
MP=710(+30)
SP=540(+20)

●サブステータス
筋力(物理攻撃力)  =170(+30)
丈夫さ(物理防御力) =220(+50)

知力(魔法攻撃力)  =510(+30)
精神力(魔法防御力) =480(+30)

持久力(HPに影響) =230(+50)
魔力(MPに影響)  =570(+40)

素早さ(速さ回避力) =180(+30)
器用さ(クリティカル)=320(+20)
集中力(スキルに影響)=475(+35)
運(ステータス上昇率)=470(+20)

●所持スキル
火属性魔法LV=9(+1)
水属性魔法LV=6(+2)
風属性魔法LV=5(+1)
土属性魔法LV=6(+1)

光属性魔法LV=10(+1)
闇属性魔法LV=5(+1)

杖術LV=7(+2)
剣術LV=7(+2)
槍術LV=7(+2)

鑑定LV=4(+1)
精神異常耐性LV=8(+1)
毒耐性LV=5(+2)
暗闇耐性LV=2(New)
麻痺耐性LV=2(New)
呪い耐性LV=2(New)

●特技
火)《ファイアーバレット》(炎の弾)
  《ファイアーキャノン》(炎の砲弾)
  《ファイアーストーム》(炎の竜巻)
水)《アイスランス》(氷の槍)
風)《ウインドカッター》(風の刃)
土)《ストーンウォール》(石の壁)

光)《ライト》(光の玉)
  《エクストラヒーリング》(状態異常回復・精神異常回復・全身治癒)
  《ポイズンヒール》(解毒)
闇)《アシッドレイン》(毒の雨)

●特殊固有スキル
《無詠唱魔法》
《詠唱省略》
《解析》

「あら、いつの間にか11歳か…」
「あと1年で12歳…洗礼を受ける歳ね」
「もっと強くなっておかないと…」

レニータは時間が許す限り、ダンジョンに籠った。
10階層を超えると、魔物1匹の個体の強さが一気に上がる。

名前はないとは言え、レベル50~55前後の魔物がゴロゴロしていた。
そして2か月後、15階層のボス部屋に到達したレニータは、更にレベルを上げていた。

「《ステータスオープン》と…」

★☆ メインステータス ☆★ [※()内は前回からの増量値]
【レニータ・クラーク】(11歳)≪賢者≫
LV=6(+1)
EXP=801,250
HP=400(+50)
MP=740(+30)
SP=560(+20)

●サブステータス
筋力(物理攻撃力)  =210(+40)
丈夫さ(物理防御力) =260(+40)

知力(魔法攻撃力)  =530(+20)
精神力(魔法防御力) =510(+30)

持久力(HPに影響) =270(+40)
魔力(MPに影響)  =590(+20)

素早さ(速さ回避力) =220(+40)
器用さ(クリティカル)=340(+20)
集中力(スキルに影響)=500(+25)
運(ステータス上昇率)=490(+20)

●所持スキル
火属性魔法LV=10(+1)
水属性魔法LV=7(+1)
風属性魔法LV=6(+1)
土属性魔法LV=7(+1)

光属性魔法LV=11(+1)
闇属性魔法LV=6(+1)

杖術LV=9(+2)
剣術LV=9(+2)
槍術LV=9(+2)

鑑定LV=6(+2)
精神異常耐性LV=9(+1)
毒耐性 LV=7 ⇒状態異常耐性LV=5に統合
暗闇耐性LV=5 ⇒状態異常耐性LV=5に統合
麻痺耐性LV=5 ⇒状態異常耐性LV=5に統合
呪い耐性LV=5 ⇒状態異常耐性LV=5に統合
石化耐性LV=5 ⇒状態異常耐性LV=5に統合
状態異常耐性LV=5(New)

●特技
火)《ファイアーバレット》(炎の弾)
  《ファイアーキャノン》(炎の砲弾)
  《ファイアーストーム》(炎の竜巻)
水)《アイスランス》(氷の槍)
風)《ウインドカッター》(風の刃)
土)《ストーンウォール》(石の壁)

光)《ライト》(光の玉)
  《エクストラヒーリング》(状態異常回復・精神異常回復・全身治癒)
  《ポイズンヒール》(解毒) ⇒《エクストラヒーリング》に統合
闇)《アシッドレイン》(毒の雨)

●特殊固有スキル
《無詠唱魔法》
《詠唱省略》
《解析》

ステータスを詳しく見ると、レベル間での戦闘の質により、上昇するステータスに差がある事に気付く。
レベル4~6になるまで、剣技・槍技を主体とした戦闘をしたからか、筋力、丈夫さ、持久力の上昇率が高い。

しかし…
「ん~…あれれ…?何かがおかしい気がする…」
ここに来てレニータは良く考えてみた。

「家のメイドたちでもレベル20くらいはあったわよね…」
「私は賢者になった今でも、まだレベル6…家のメイドたちって、どんだけ強いわけ?」

「あれ?でも私…レベル50以上の魔物をガンガン倒しているけど…?」
「あああ~もう訳が分からない…」

「ま、いっか」
レニータのお気楽モードが発動した。
しかし、これが後になって大問題になるのであった。

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